【どれくらい必要?】生活防衛資金の重要性を分かりやすく解説

節約生活

本日は『生活防衛資金』について記事を書いていきたいと思います。

これから貯金や投資を始められる方は必ず押さえておかなければいけないポイントになりますので是非この記事を参考にして今後の生活に役立てていただければと思います。

また、記事の後半では『生活防衛資金』の貯め方についても公開しているので貯金をすることが苦手な方も是非最後までご覧ください。

生活防衛資金とは

生活防衛資金とは、万が一の事態に備えるための資金のことです。

私たちが生活する上で、突然の病気やケガといったリスクはつきものでそれ以外にも会社が突然倒産したりと予測できない事が起こる可能性があります。

そんな万が一に備えるものとして生命保険や損害保険などがあるものの、補償金は支給されるまでに時間がかかることがある為、当面の間生活費に困るケースも考えておかなければなりません。

そうした事態に備えて、あらかじめ用意しておく資金のことを『生活防衛資金』と呼びます。

 

 

生活防衛資金と貯金の違い

生活防衛資金は、貯金と分けて用意する必要があるとされています。

その理由は、生活防衛資金と貯金それぞれの目的の違いにあります。

生活防衛資金:万が一の事態に備えるための資金

貯金:将来起こり得るライフイベントのために用意する資金

生活防衛資金は、普段の生活の中で収入が減少する場合や想定外の支出が膨らんだ場合に備えるためのものです。

一方の貯金は、結婚や出産、子供の教育費、マイホームの購入、老後の生活資金など、将来のライフイベントに備えて用意する資金のことです。

中には『貯金さえしておけば問題ない』と考えている方もいるかもしれません。

ですが、万一の事態が起こる度に貯金を削っていると、いつまで経っても目標の貯金額を達成することができず、将来のライフイベントを犠牲にすることも考えられます。

将来設計を崩さないためにも生活防衛資金と貯金は分けて管理しておくのが望ましいです。

 

 

生活防衛資金はいくら必要?

それぞれの世帯人数によって変わってきますが、一般的には下記が目安と言われています。

1人暮らし・夫婦2人暮らしや同性カップル:3カ月~半年の生活費

子供のいる家庭(3人暮らし以上)の家庭:6カ月~1年の生活費

お金の不安を感じやすい人は上記よりも数カ月分多く準備しておいてもいいかと思います。

私達夫婦(2人暮らし)の場合、会社で支給されている家賃補助を入れない計算だと毎月30万円ほどなので最低でも約100万円は生活防衛資金として準備しておく必要があります。

自分がいくら用意しなければいけないかは是非、この機会に家計簿をつけて支出を把握し、上記計算で算出してみることをおすすめします。

 

 

生活防衛資金の貯め方

生活防衛資金を貯めるにあたって大切なことを下記4つ挙げておきます。

  1. 固定費の見直し
  2. 毎月収入と支出を把握して毎月黒字にする
  3. 生活防衛資金用に口座等を一つ作って別管理する
  4. 収入を増やす

固定費の見直し

水道光熱費や携帯代、節約できるところはどんどん見直しをかけていきましょう。

私達夫婦のプチ節約術
  • 洗濯は水道代節約の為、お風呂のお湯を必ず使用。
  • エアコンや暖房は電気代節約の為、就寝前や家を出る10分以上前には止めて今まで付けていた冷気や熱気で過ごす。
  • お湯を沸かす時は電気代節約の為、ケトルで沸かす。
  • トイレは電気代節約の為、保温スイッチを切って100均の便座シートを貼る。
  • お風呂はガス代節約の為、間隔を空けないように時間調整し、風呂蓋をして顔しか出さずに入る。

我が家の節約術はとても基本的なことばかりですが参考にしていただけると嬉しいです。

 

毎月収入と支出を把握して毎月黒字にする

毎月家計簿をつけて収支管理することは貯金を始めるにあたり一番初めにやることだと言って間違いはないと思います。家計簿をつけた上で自分は一番何にお金を使っているのかを見直し、削減できるところから削っていきましょう。

そして毎月の収支を必ず黒字にさせるつもりで生活するのが大切です。

『今月だけはしょうがない』『今月はご褒美月だ』など甘い考えを持って赤字月を作る=生活防衛資金を貯めるどころか使っているのと同じわけですから、それでは永遠に貯まっては使っての繰り返しです。ここは強い気持ちを持って取り組んでいきましょう。

 

生活防衛資金用に口座等を一つ作って別管理する

口座を別に作るのが理想ですが、常に生活防衛資金の残高を把握できる環境は整えておきます。

貯金と生活防衛資金、当月分の生活費の区別はしっかりしておくことが重要です。

 

収入を増やす

家計簿も付けて固定費なども見直してできる限りの事をして貯まらなければ副業などをして収入を増やすことも一つの手です。

YouTubeやブログ、せどりなど今ではPCやスマホを持っていれば手軽に始められる副業がいっぱいあるので積極的にチャレンジして収入を増やしていきます。

 

以上生活防衛資金の貯め方4選になりますが、他の記事でも節約術や貯金の仕方について下記公開していますので参考にしていただけると嬉しいです。

 

 

生活防衛資金が貯まったら

生活防衛資金のお金が貯まった方はそれ以外のお金は銀行に預けていてもメガバンクで0.001%しか利息が付かないので是非NISAや個人型確定拠出年金(iDeCo)、企業型確定拠出年金などで運用を始めて自分の資産を増やしていきましょう。(直近数年以内に使用する貯金は除く)

 

 

まとめ

本日の生活防衛資金について大切なポイントを下記にまとめておきます。

  • 『生活防衛資金』とは万が一の事態に備えるための資金
  • 『生活防衛資金』と『貯金』は目的が違う
  • 生活防衛資金の目安は3カ月~1年分の生活費ですぐに使える所に準備すること
  • 毎月の支出や収入を見直して最低限の『生活防衛資金』は確保しよう

お金に困る前にあらかじめ防衛資金はしっかりと用意してゆとりのある生活を心がけていきましょう。

本日もありがとうございました!

この記事を書いた人
M家経理部長

早期退職を目指して資産形成に挑戦中の30歳ワーママ

【家族構成】
夫:31歳会社員
妻:30歳会社員
子:0歳

【基本情報】
世帯年収:850万円(2024年)※妻は現在産休中
年間貯金額:420万円(2023年)
現在の総資産:約2,390万円(2024年6月末時点)
職種:経理
保有資格:日商簿記2級/ファイナンシャルプランナー3級

「お得に楽しむ」を大切にしている私達が日々の生活に役立つお得な情報を発信していきます。

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