【投資初心者必見】資産形成はNISAとiDeCoどっちをやるべき!?

資産形成

節約夫
節約夫
投資を始めるならNISAとiDeCoと聞くけど何が違うのかよくわからない・・・

うちの夫のような悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。

本日は税制優遇制度として行われているNISAとiDeCoについて分かりやすく解説していきますので資産形成に迷われている方は是非最後までご覧いただき、今後の生活に役立てていっていただければと思います。

NISAとは

通常、投資で得た運用益は利益に対して20.315%の税金を支払わなければいけませんが、NISAは毎年一定の金額内(非課税限度額内)で購入した分に関しては運用益に対しても税金がかからず利益全て自分の資産にできる制度の事です。

【2023年までのNISA】

※「一般NISA」か「つみたてNISA」どちらかを選択

出典:金融庁

【2024年からのNISA】

出典:金融庁

 

ここで抑えておきたいのが2023年までのNISAと2024年から始まる新NISAの非課税限度枠は別です。

例えば2023年からつみたてNISAで40万を運用し、2024年からも新NISAを始めたとすれば40万円+1,800万円の計1,840万円を非課税枠として利用することができます。

ただし、2023年の枠はその年に投資しなければ完全に捨てるも同然になるわけですから、今時点で1,800万円の投資資金がない方でも将来的に埋められる可能性が少しでもあるという人は2023年から始めて40万円(一般NISAなら120万円)の枠も無駄なく利用していくのがおすすめです。

 

 

iDeCoとは

簡単に言えば公的年金の他に任意でiDeCoに加入し自身で資産形成する年金制度の事です。

iDeCoの最大のメリットは掛金(上限あり)は全額「所得控除」が使える点になります。

つまり、毎年給料所得など収入に対しての税金が軽減される仕組みということです。

例えば課税される所得が195万円超330万以下の場合(年収にしたら大体450万~650万ほど)、所得税約10%、住民税約10%の税金徴収がある為、毎月1万円の掛金であれば約2万4千円の軽減が期待できるようなイメージです。

 

ただし、iDeCoには注意が必要なデメリットがいくつかあります。

上述でお話している通り、あくまでも「年金制度」ですので60歳以降にしか引き出すことができません。

また、掛金と運用益が全額非課税になりますが、60歳以降の給付時に税金がかかる場合があります。

給付の際に「年金」として受け取る場合は「雑所得」として扱われて、「一時金」として受け取る場合は「退職所得」として扱われます。

 

 

NISAとiDeCoどっちを優先すべきか

結論から申し上げますとまずはNISAから最大限に制度を利用するべきだと私は思います。

2023年までの従来のつみたてNISAや一般NISAであれば上限額が比較的低く設定されているため、物足りない方も多くいらっしゃいました。

そういった方は国の制度を最大限に使用するためにNISAとiDeCoの両方で資産運用をしていた人が多いかと思います。

ですが2024年から新NISAが始まり、非課税限度枠が1,800万円と大きく拡大する為、簡単に埋められる限度枠ではなくなりました。

そうするといつでも引き出しができる点と給付時の税金を考えた上でNISAを優先して行うべきかと思います。

投資はインデックス投資でできるだけ長期で運用する事をおすすめしますが、とは言っても万が一の時に引き出すことができるという点は気持ち的な面でも安心感がありますし、若いうちに調整しながらお金を使うことができます。

老後にもらえるお金ばかりを用意していてもその頃にはあまりお金を使う機会がなかったりするので資産のバランスを調整する上でもNISAの方が使い勝手がいい制度と判断しました。

 

 

iDeCoも始めた方がいい人は?

 

高年収の方(500万以上)

収入が多い分、課税される税金が高いので税金対策としてiDeCoを始めるのはいい方法です。

年収が300万~500万程度の人はそこまで税金が高くない為、使い勝手のいいNISAを優先すべきだと思いますが、年収が500万以上ともなると税金の上り幅が大きくなってくるのでiDeCoも活用して節税するのは賢い方法と考えました。

 

退職金としてもらう先が一つもない方

現在ではIT企業など退職金制度を導入していない会社が多く存在しますので自分の会社がどうなのか確認しておく事をおすすめします。

また、自身で保険会社の年金積立などをしている方も60歳以降に「給付金」として受け取る仕組みになっていると思いますので同様に確認が必要です。

これらを踏まえて60歳以降に公的年金しか受け取るお金がない場合は老後資金としてiDeCoで積立しておくべき人だと思います。

 

すでにNISA口座の非課税限度枠1,800万円を埋められる資金がある方

非課税限度枠1,800万円を埋められる現金をすでに用意できている方、できそうな方はiDeCoでもできるだけ限度額まで積立を始めるのがいいかと思います。

下手に運用益に税金がかかる特定口座で積立するよりも、非課税であるiDeCoで積立をした方がトータルリターンは大きくなる可能性が高いからです。

節約妻
節約妻
税金は地味にでかい!!!

 

 

まとめ

 

本日のNISAとiDeCoについて大事な部分を以下まとめておきます。

  • NiSAとはNISA口座で運用した資金は利益含めて全額非課税となる制度
  • iDeCoとは自身で資産形成する年金制度の事で掛金は全額その年の「所得控除」となり、運用掛金も運用益含めて全額非課税となる制度。ただ、60歳以降にしか引き出すことができず、給付時に税金がかかる可能性がある
  • NISAとiDeCoだったら、引き出し時期が自由なNISAを優先的に行っていくべき
  • 高年収の方や、60歳以降まとまったお金をもらう予定のない方、すでに1,800万以上の投資資金が貯められている方はNISAを優先しつつiDeCoも始めて国の税制優遇制度を最大限に利用していくべき

 

いかがだったでしょうか。

NISAとiDeCoのような制度を気になってはいるものの、なかなか始められていない方が多い印象です。

もし、NISAとiDeCoどちらを優先して始めるべきか迷われて行動ができていない方がいらっしゃれば、まずは比較的自由度の高いNISAから始めていくことをおすすめします。

資産運用は「時間」がとても大切です。今始めるか数年後始めるかではトータル資産は大きく変わる可能性があります。(元本が保証されているわけではないのであくまで自己責任です。無理のない程度に行っていきましょう。)

 

過去に新NISAに向けて準備すること7選についても以下の記事で公開していますので合わせて参考にしていただけると嬉しいです。

是非本日から資産形成を始めて自由な未来を手に入れていきましょう!

この記事を書いた人
M家経理部長

早期退職を目指して資産形成に挑戦中の30歳ワーママ

【家族構成】
夫:31歳会社員
妻:30歳会社員
子:0歳

【基本情報】
世帯年収:850万円(2024年)※妻は現在産休中
年間貯金額:420万円(2023年)
現在の総資産:約2,390万円(2024年6月末時点)
職種:経理
保有資格:日商簿記2級/ファイナンシャルプランナー3級

「お得に楽しむ」を大切にしている私達が日々の生活に役立つお得な情報を発信していきます。

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