「体外受精」となると「採卵」という大きな壁を感じ、「人工授精」からのハードルが何倍も大きいように感じますよね。
私自身も痛みの恐怖でなかなか踏み出せずにいました。
ですが、約1年不妊治療を続けてきてステップアップを考えた際に、多くの実績を出しているにもかかわらず、比較的痛みが少ないという評判の「加藤レディスクリニック」を見つけて「体外受精」に踏み出すことができました。
本日はその加藤レディスクリニックでの治療や費用について私なりに細かくまとめましたので公開させていただきます。
少しでも不妊治療をしている方や体外受精にステップアップするか悩まれている方の参考になれば嬉しいです。
私達夫婦の不妊について
私達夫婦は2022年の年明けくらいから本格的に妊活をスタートし、半年ほど自分達でタイミングを計るも妊娠に至らず、2022年7月に検査を受けに病院に行きました。
検査では左の卵管が通っていなく卵管閉塞と診断され、子宮内膜症、チョコレート嚢胞など自分では信じられないほど原因となりそうな病名が告げられ、これまでタイミング法6回、人工授精6回と約1年間家の近くの病院で治療を続けてきました。
ですがいい結果につながらず、2023年11月に体外受精専門の加藤レディスクリニックに転院を決め、11月に採卵、1月に移植をして1回の治療で初めて「陽性判定」をいただくことができました。
加藤レディスクリニック治療方法
採卵
2023年11月に初めて加藤レディスクリニックに行き、“1周期も無駄にしない”という加藤レディスクリニックの方針で、生理5日目だった私は今周期から採卵に入ることになりました。
自然周期にこだわる加藤レディスクリニックでは、卵胞を育てるための注射はなるべくしないという方針で私自身もクロミッドを5日間服用のみで1度も自己注射を打たずに採卵を迎えることができています。
ただ、採卵日に近づくにつれて卵胞の育ちが悪くなった時期があり、通院時のみ注射があったりと私の場合だと2日に1回ペースで、採卵まで計4回病院へ行きました。(1回の病院滞在時間は約2時間でした)
採卵日前に処方された薬としては点鼻薬と排卵止めの計2種類です。
- ブセレリン点鼻薬:卵を成熟卵にするための薬(採卵前日0時指定)
- ボルタレン座薬:排卵を止めるための薬(前日12時、18時、24時指定)
採卵当日は約3時間で終わり、流れは以下を参考にしていただければと思います。
- 7時30分までに受付(人によります)
- 血圧測定
- リラックスルームで術着に着替えて待機
- 採卵(約5分~10分程度)
- リラックスルームで休憩(10分~15分)⇒この時に取れた卵の数を教えてもらいます。
- 着替えて問診室前で待機
- 培養士の方から採れた卵の状態を説明いただき、受精方法を決定します。
- お会計&帰宅
私自身、当日取れた卵は三つあったのですがそのうちの受精できる成熟卵はたったの一つでした。
(麻酔なしの)採卵の痛みとしては成熟卵を採る時はほとんど痛みがなかったのですが、残りの未熟卵や変性卵を採る時は少し痛みを感じました。
後々確認すると、順調に育っている卵の採卵は痛みが少ないが、なにか問題がある卵は痛みを感じやすいそうです…!
とはいえ、成熟卵はほとんど痛みはなく、未熟卵は痛いといっても我慢できる程度の痛みだったので、今後の採卵への気持ちの重さは少し軽減されたと感じました。
受精・培養確認
基本的には専用のアプリ・メールに結果が送信されるのでそこで指定された日時にインターネットorアプリ内で確認することになります。
私の場合だと「胚盤胞」まで育てるように希望していたので、以下のスケジュールで確認メールが来ていました。
- 採卵翌日午後2時頃:受精確認
- 採卵1週間後午後2時頃:培養結果
胚盤胞の評価については、成長速度や年齢などを加味して加藤レディスクリニック独自の方法でグレードを算出しているようで、私達の卵はA評価でした。(A~Eの評価基準)
グレードについては培養結果確認後の通院時か電話でも確認できます。
移植
採卵で採れた、たった一つの卵は胚盤胞まで成長してくれたので、1月に移植周期を迎えることができました。(12月は上手く排卵せず、見送りでした)
移植周期の通院回数は移植日を含まずに3日で、特に処方される薬もなかったので、1回の通院滞在時間が採卵時より少なく1時間半程度でした。(混雑状況にもよります)
移植日当日は約7時間滞在で流れは以下を参考にしていただければと思います。
- 8:00までに受付
- 内診
- 診察
- 12時までお昼休憩(外出可)
- 培養士から移植する卵の状態説明
- リラックスルームで術着に着替えて待機
- 13時半頃から順次移植(約5分~10分)
- リラックスルームで休憩(10分~15分)
- お会計&帰宅
判定日は移植日1週間後に採血で行い、hcgの値で判定されます。
私の場合はこの移植でhcg70.3という結果が出て無事陽性判定をいただきました。
治療費
加藤レディスクリニックの治療費について以下まとめました。
【初診】
初診(夫) | 7,060円 |
初診(妻) | 9,670円 |
合計 | 16,730円 |
【採卵】
通院費(計3回) | 11,860円 |
採卵当日 | 17,290円 |
培養代等 | 80,090円 |
合計 | 109,240円 |
【移植】
診察(計3回) | 9,260円 |
移植当日 | 42,290円 |
判定日 | 1,870円 |
合計 | 53,420円 |
初診~判定日まで合計すると179,390円かかったことになりますが、高額療養費制度や個人で加入している医療保険で合計122,400円返金があったので実質60,000程で治療を受けることができました。
最後に
本日は加藤レディスクリニックでの治療内容や費用のお話をさせていただきました。
不妊治療はとても過酷で大変でしたが、タイミング法、人工授精を6回ずつ行った後、最後の望みで挑んだ体外受精は、じっくり病院選びからやり直して多くの実績がある「加藤レディスクリニック」を選べたことは本当に良かったと感じています。
なるべく薬を使用せず、自然周期にこだわる加藤レディスクリニックは365日の年中無休診療でお休みのタイミングなども気にせず治療をすることができるので、体外受精を考えている方に自信を持っておすすめしたいです。
そして体外受精を行うにあたって、高度な技術が備わっており、一般の病院よりも細い針で無麻酔の採卵をしてくださるので、体へ負担が少ないのも魅力の一つです。
今回紹介させていただいた私達の治療や費用はあくまで一例にはなりますが、少しでも参考にしていただけると嬉しいです。
是非、自分達のペースで納得のいく治療をしていきましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました。