企業型確定拠出年金って、名前はよく聞くけれど、 仕組みがいまいち分からなくて手を出しづらい…そんな方も多いですよね。
私自身も、実際に利用するまではピンとこない部分が多く、 「本当にお得なのかな?」と半信半疑でなかなか始められずにいました。
ですが、いざやってみると 節税効果がとても大きく、しかも会社が対応してくれるから初心者でも始めやすい と感じました。
そこで今回は、 「企業型確定拠出年金ってどんな制度なの?」 という疑問にお答えできるよう、私なりに分かりやすくまとめてみました。
誰かの参考になれば嬉しいです。
✨ 企業型確定拠出年金とは?

企業型確定拠出年金(企業型DC)は、会社が用意してくれる“将来のための資産形成制度”です。 大きく分けて 4つのタイプ があります。
選択制
給与の一部を掛金として拠出するタイプで、 拠出した金額は給与とみなされず、非課税&社会保険料の対象外 になります。
つまり、
- 手取りは少し増える
- 節税しながら老後資金を積み立てられる
というメリットがあります。
給料に上乗せして支給(事業主掛金)
企業が従業員の給与に 上乗せして掛金を拠出してくれる制度 です。
実質的に「会社が将来のお金を積み立ててくれる」形なので、 とてもありがたい制度ですよね。
給料上乗せ支給+選択制(併用型)
①と②のハイブリッド型です。
- 会社が掛金を出してくれる
- さらに自分も選択制で上乗せできる
という仕組みで、より多くの資産形成が可能になります。
選択制部分は①と同じく、 非課税&社会保険料の対象外 です。
マッチング拠出
会社が出す掛金に対して、 従業員が自分の給与から上乗せして拠出できるタイプ です。
選択制との違いはここ👇
- 選択制:会社のお金(事業主掛金)として扱われる
- マッチング拠出:自分のお金(加入者掛金)として扱われる
ただし、マッチング拠出の掛金は 全額所得控除 されるため、 こちらも節税効果はしっかりあります。
選択制とマッチング拠出の違い(まとめ)
| タイプ | 名目 | 社会保険料 | 税金 |
|---|---|---|---|
| 選択制 | 会社のお金(事業主掛金) | 対象外 | 非課税 |
| マッチング拠出 | 自分のお金(加入者掛金) | 対象外 | 所得控除で節税 |
どちらも節税メリットは大きいですが、 “会社のお金扱いになるか、自分のお金扱いになるか” が大きな違いです。
✨ 企業型確定拠出年金のメリット

① 所得税・住民税が非課税になる(選択制・マッチング拠出)
自分の給与から積み立てた掛金は、 全額が所得控除の対象 になります。
そのため、
- 所得税
- 住民税
が軽減され、手取りが増える効果があります。
さらに 選択制の場合は社会保険料の対象外 になるため、 社会保険料が下がるケースもあります。
② 選択制なら、翌年度の授業料・保育料が安くなる可能性がある
選択制で拠出した掛金は、 年収から差し引かれた扱い になります。
そのため、積立額を増やすことで 翌年度の
- 公立高校の授業料
- 保育料
などが安くなる可能性があります。
家計にとってはかなり大きなメリットです。
③ 受け取り時にも税制優遇がある
積み立てた資産は原則60歳(または65歳)以降に受け取りますが、 受け取り時には
- 退職所得控除
- 公的年金等控除
などの税制優遇が適用されます。
積立時だけでなく、受け取り時にも優遇があるのは大きな魅力です。
④ 運用益が非課税になる
通常、投資で得た利益には税金がかかりますが、 企業型確定拠出年金で得た 運用益はすべて非課税 です。
長期運用ではこの差がとても大きく、 複利の効果を最大限に活かせます。
⑤ 積み立てた資産は自分のものとして守られる(持ち運び可能)
企業型確定拠出年金で積み立てられた資産は、 自分の資産として受給権がしっかり守られています。
また、退職や転職をしても
- 転職先の企業型DC
- iDeCo(個人型DC)
へ 資産を移換して持ち運びが可能 です。
「会社が変わったらどうなるの?」という不安もありません。
企業型確定拠出年金のデメリット

① 原則60歳(または65歳)まで引き出せない
企業型確定拠出年金で積み立てた資産は、 原則として60歳(加入期間によっては65歳)まで受け取りができません。
途中で引き出せないため、 「急な出費に使いたい」という用途には向いていません。
② 社会保険料が下がると、将来の厚生年金が減る可能性がある
(※選択制の場合のみ)
選択制で掛金を拠出すると、 その分が給与とみなされないため 社会保険料が下がる ことがあります。
一見メリットに見えますが、 社会保険料が下がるということは、 将来の厚生年金額が少し減る可能性がある という点は注意が必要です。
③ 月収が下がることで、各種給付金が減る可能性がある
(※選択制の場合のみ)
選択制で掛金を拠出すると、 給与が下がった扱いになるため、
- 出産手当金
- 育児休業給付金
- 失業手当
などの 給付金額が減る可能性 があります。
特に出産や育休を予定している方は、 事前にシミュレーションしておくと安心です。
✨ 我が家の運用方針と掛金金額

私たち夫婦の会社にも「企業型確定拠出年金」の制度がありますが、 それぞれ採用しているタイプが異なります。
- 夫:マッチング拠出
- 妻:選択制
結婚前から加入していた夫は、 これまで毎月 自己負担1万円ほど を積み立てており、 会社からも同額の掛金をいただいています。
一方、私はというと、 年収が少しずつ上がってきたこともあり、 「せっかくなら税制優遇を受けたい」という理由で、 最近になって 選択制をスタート しました。
※もともとは、新NISAの枠が広がったことで、 そちらを優先したい気持ちが強かったです。
ただ、私たちは今後「子どもが欲しい」と考えているため、 出産手当金や育児休業給付金への影響を最小限にしたく、 妻の掛金は月7,000円 と控えめに設定しています。
無理なく続けられて、 かつ将来の給付金に影響しすぎないラインを選んだ形です。
最後に

本日は、企業型確定拠出年金の4つのパターンとその仕組み についてお話ししました。
企業によっては、
- 手数料を会社が負担してくれる
- iDeCoよりも少額から始められる
- 会社が手続きしてくれているので初心者でも安心
など、メリットが多いケースもあります。
まずは一度、会社の福利厚生をチェックしてみる のがおすすめです。
ぜひ一緒に、無理なくできるところから資産形成を進めていきましょう☆
この他にも、お金事情や節約についての記事を公開していますので、合わせて参考にしていただければ嬉しいです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!

