企業型確定拠出年金って気になるけど、仕組みがいまいちわからなかったりしますよね。
私自身も、実際に利用する前はピンとこない事が多く、なかなか始められずにいました。
ですが、やってみると節税効果が抜群で、会社で運用してくれるからこそ、初心者でも始めやすい制度です!
そこで、本日は「企業型確定拠出年金について」私なりに分かりやすくまとめてみましたので、そのお話をさせていただければと思います。
誰かの参考になれば嬉しいです。
企業型確定拠出年金とは

企業型確定拠出年金は以下、4種類あります。
- 選択制
- 給料に上乗せして支給
- 給料上乗せ支給+選択制
- マッチング拠出
選択制
給与の一部を拠出とすることにより、財形年金のような任意加入の制度として運用する仕組みになっています。
拠出する金額分は給料とは見なされず、非課税および社会保険料対象外とすることができます!
給料に上乗せして支給
現行の給与金額からではなく、企業が対象者全員の給与に上乗せして拠出してくれる制度です。
実質給料とは別で将来もらえるお金が増えるので、ありがたい制度ですよね。
給料上乗せ支給+選択制
1と2の併用で、会社で支給されている掛金に(選択制で)上乗せすることで、より多くの資産形成を目指せるものです。
1同様、加入者が選択して拠出した掛金は給与と見なされず、非課税および社会保険料の対象外とすることができます!
マッチング拠出
会社から支給される掛金の額を上限として、従業員自身の給料から上乗せ拠出ができるタイプになります。
マッチング拠出による掛金は、選択制とは異なり社会保険料算定の対象外とはなりますが、全額所得控除されるため、節税効果は期待できます!
メリット

①自身の給料から積立をしたお金(選択制・マッチング拠出)は所得税・住民税が非課税になります。
また、選択制で選択した金額は社会保険料算定の対象外になる為、社会保険料額が下がる場合があります。
②選択制で選択した掛金は1年分の積立額が年収から差し引かれることになるので積立額を多くすることにより子供の授業料や保育料等を、翌年度以降に安価にすることが可能になります。(公立高校・保育園等の場合)
③積立金の受取は原則60歳(65歳)以降になりますが、受取時には退職所得控除あるいは公的年金等控除の税制優遇があります。
④運用益が出た場合、その運用益は非課税となります。
⑤積立てた資産は、自身のものとして受給権が守られています。
また、退職した場合は、転職先の企業型あるいは個人型に資産を移換して持ち運びできるので安心です。
デメリット

①原則、60歳(65歳)まで積立てた資産の受取りが不可になります。
②社会保険料が軽減される場合、厚生年金の受取額が減少する場合があります。(選択制で選択した場合のみ)
③積立を行うと月収が下がる為、出産手当金・育児休業給付金、失業手当等の支給額が下がる場合があります。(選択制で選択した場合のみ)
我が家の運用方針と掛金金額

私達夫婦が勤めている会社でも「企業型確定拠出年金」の制度はあるのですが、それぞれ採用しているタイプが異なり、夫の会社では「マッチング拠出」、妻の会社では「選択制」となっています。
今までは結婚前から加入していた夫の方のみ、毎月自己負担額1万円程度積み立てていました。(会社でも同等の金額をかけていただいてます。)
ですが、ありがたいことに、私(妻)の年収が少しずつ上がってきたので、多少は税制優遇を受けたいという結論になり、「選択制」も最近、始めることにしました。
⇒もともとはNISAの限度枠が広がったことにより、そちらを優先したいと思っていました。
そして、妻分の掛金額としては7千円とし、その理由は、子供が欲しいと思っているので、今後「出産手当金」や「育児休業給付金」の支給額への影響を少なくする為に、あえて少額に設定しました…!
最後に

本日は「企業型確定拠出年金」の4つのパターンと仕組みについてお話させていただきました。
企業によっては手数料を会社が負担してくれたり、『個人型確定拠出(iDeCo)』よりも最低掛金金額が小さく始めやすいメリット等もあるようなので、一度会社の福利厚生について確認してみるのがおすすめです…!
投資初心者でも、会社を通して始めることで、不安が解消される部分があると思うので、ぜひ、使える制度は活用して将来の備えを一緒にしていきましょう☆
この他にもお金事情や節約について記事を公開していますので合わせて参考にしていただければ嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。

